Photo: M.Ogata
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音楽監督  藤原 浜雄  Hamao Fujiwara

神奈川県鎌倉生れ。3歳より旧東京音楽学校出身の母にヴァイオリンの手ほどきを受ける。その後、桐朋学園音楽科にて 鷲見三郎、江藤俊哉、海野義雄、齋藤秀雄の各氏に、またアメリカのジュリアード音楽院にてジョーゼフ・フックス氏に師事。桐朋学園在学中、指揮を齋藤秀雄及び秋山和慶の両氏に師事。
NHK・毎日新聞社共催の第16回全日本学生音楽コンクール中学の部、第36回日本音楽コンクール各第1位。1968年イタリアのパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクール第2位、1971年ベルギーのエリザベート王妃国際コンクール第3位銀賞を受賞(いずれも当時の日本人最高位)。
ジュリアード音楽院留学以来20年以上にわたってアメリカに居を構え、ソロ、室内楽その他多方面において活躍。なかでも、1971年昭和天皇・皇后両陛下ご訪欧の際のベルギー政府主催歓迎演奏会での御前演奏、1972年アメリカ ロチェスター・フィルハーモニー定期演奏会で、20世紀屈指の名手ナタン・ミルシテインの代役としてのアメリカでのコンチェルト・デビューは特筆に価する。
同時にジュリアード音楽院、マンハッタン音楽院で教鞭を執り、ミシガン大学音楽学部では准教授を務める。1992年11月より2012年3月まで、読売日本交響楽団ソロ・コンサートマスターを務めた。現在は、桐朋学園大学特任教授、ならびに東京音楽大学客員教授として後進の指導にもあたる。